オーストラリア訪問
8月18日〜22日の5日間、オーストラリア政府からの「特別招聘プログラム」で、オーストラリアを訪問しました。
オーストラリアの面積は日本の約20倍で、人口は約2413万人、日本の約5分の1です。
9万人近い日本人の方々がオーストラリアで生活しています。
また、日本の地方自治体とオーストラリアの都市との間には108件の姉妹都市関係が結ばれており、これは、アメリカ、中国、韓国に次いで4番目に多い数字です。
シドニー、キャンベラ、メルボルンを訪問した今回の視察では、保育所・小学校を訪ねたり、連邦政府の議員や、州議会政府大臣と会談をしたり、オーストラリア政府幹部とのエネルギー・資源に関する会議にも出席しました。
また、女性リーダーにより構成された女性最高経営責任者の会の皆様と女性活躍について意見交換をするなど、多くの方々とお会いしました。
ムッガ・レーン・ソーラー・パーク(太陽光発電所)、キャピタル・ウィンド・ファーム(風力発電所)の視察では、規模の大きさに圧倒されました。
ラトローブ・バレー炭鉱、科学産業研究機構では、水素エネルギーの開発・研究の様子を見学し、説明を受けました。
オーストラリアの水素市場は比較的小さいですが、日本やヨーロッパ向けに、水素燃料は今後益々の市場拡大が期待されています。
南半球にあるオーストラリアは冬ですので、寒い中での視察になりましたが、多くの場所を訪ね、大変有意義な視察となりました。
16年ぶりのラオス訪問
5月1日から4日にかけて、2001年以来となるラオスを訪問しました。
ラオスは東南アジアの内陸国で、伝統的な親日国です。
人口は約649万人で、面積は日本の本州とほぼ同じです。
ラオス滞在中、トンルン首相やパンカム国家副主席と会談しました。
また、小学校の視察や、現地で活動する青年海外協力隊の皆さんと意見交換をしました。
先代の小渕恵三が、首相在任中にラオスを訪問した際に提案したことがきっかけで設立された、「小渕記念ラオス日本センター」へも伺いました。
この施設は、実践的なビジネス研修で市場経済化をリードする人材を育成するための施設で、2001年の開所式にも小渕は出席をしました。
日本語を学ぶコースは、これまでのべ7000人以上が受講しました。現在も約120名以上の方が日本語を学んでいらっしゃいます。
首都ビエンチャンのバス公社も視察しました。
現在25のバス路線があり、うち11の路線で日本から無償提供されたバスが利用されています。
近年、市内は通勤時間帯の渋滞が深刻化しています。京都市から寄贈されたバスによる新たな路線の計画もあるということで、バスの利用促進による渋滞緩和が期待されます。
日本のバスが大切に使われていて、とても嬉しく思いました。
多くの人と出会い、さまざまな場所を視察して、とても実りの多い視察になりました。
今後も日本とラオスの関係が深まるように、努めてまいります。