国立印刷局王子工場視察
財務省副大臣として国立印刷局王子工場を視察しました。
手漉きを体験しています。王子工場では、天皇陛下のお名前で諸外国に送付する年賀状用の 封筒用紙なども製造しており、そのためのこのような手漉き紙を製造する設備があります。 持ち上げるとなかなかの重さで、水を均等に行き渡らせるのが難しく、できあがった紙は、 少し厚みに凹凸があり、改めて職人技のすごさを感じたところでした。
工場に隣接している「お札と切手の博物館」で、お札の重さを体験しています。
ちなみに、持っているのは1億円相当の模型です。ずっしりと来ます。
「お札と切手の博物館」は、無料で誰でも入ることが可能です。お札や切手の製造工程や、
お札と切手の歴史など、貴重で興味深い資料が展示されていました。
東京税関視察
東京税関の各施設を視察しました。
海外旅行に行った際に、荷物をターンテーブルから受け取って、最後に検査を受けるのが税関です。
税関の主な業務としては、@水際における覚せい剤、偽造品などの社会悪物品などを阻止する
などの安全の確保、A関税等の徴収、B貿易の円滑化のために簡易かつ迅速な手続を導入することなどに
取り組んでおり、極めて重要な役割を果たしています。
視察先では、職員の皆さんは高い使命感のもと、職務に従事しておられましたので、
激励してまいりました。
東京外郵出張所における視察。管轄地区の外国からの郵便は、まずここに届くことになり、 この郵便局の中に税関が出張所を設け、検査を行っています。写真は、外国から届いた荷物を 検査している現場を視察しているところです。
羽田税関支署において、旅客・荷物などの検査状況、麻薬探知犬による検査状況を視察した後に、 実際に違反した事例を視察。この視察直前に、被疑者から押収した覚せい剤を手に取っています。
お台場にある東京税関の本部を視察した後に、監視挺「あさひ」に乗船し、実際に海からの
監視活動に同行しました。東京湾は非常に船の行き来が盛んであり、世界各国から様々な船が入ってきます。
その中で不正がないかどうか、海からも監視するための重要な監視挺です。
船中で海図を見ながら説明を受けるとともに、降船しているところです。
第5回TICAD会議が横浜国際会議場にて開催
TICAD(アフリカ開発会議)は、世界の関心がアフリカから離れていた1993年に立ち上げられた、 アフリカの開発を議題とした会議です。アフリカ各国から、首脳級の要人が日本を訪れ 一堂に会する貴重な機会であり、5年に一度開催されています。 このTICADの第5回となる会議が、本年6月に横浜国際会議場にて開催されました。
その機会に、JICAが主催した保健セミナーが開催され、様々な専門家・有識者の議論の後に、
最後の閉会スピーチを行いました。
閉会スピーチでは、母子保健や全ての人々が、保健医療サービスを必要な時に支払い可能な
費用で受けられるユニバーサル・ヘルス・カバレッジに関する日本の経験・知見を、開発途上国と
積極的に共有していくというわが国の取組みをアピールいたしました。
マクグリンIAVIプレジデントと面会
マクグリンIAVIプレジデントと財務省副大臣室にて面会しました。
(注)国際エイズワクチン推進構想(IAVI)は安全かつ有効で入手可能なHIV予防ワクチンを 世界中に普及することを目指して活動している国際的な非営利団体
日本は、IAVIのワクチン開発に関して、2010年より5年間で総額1000万ドルの支援を行っており、 この支援について早期に具体的な成果をあげることを期待している旨などを述べました。
日本ロマンチック街道協会の皆様からご要望
日本ロマンチック街道協会の皆様から、財務副大臣室にて要望を受けました。
日本ロマンチック街道は、長野県上田市から軽井沢町を通過し、群馬県の北毛地区である
草津町や沼田市、片品村を経由して栃木県日光市までの320kmの街道です。
国道120号の金精峠を通年開通してもらいたいという要望でした。
グリンスパン国連開発計画(UNDP)副総裁と財務省副大臣室にて面会
グリンスパン国連開発計画(UNDP)副総裁と財務省副大臣室にて面会しました。
(注)UNDPとは、「持続可能な人間開発」を開発の基本理念に掲げ、貧困削減、民主的ガバナンス、 エネルギーと環境、危機予防・復興、HIV/エイズの5 分野に活動の重点を置いている国際連合の機関。
環境・気候変動問題などについて意見交換をしました。
グリンスパン副総裁とは、財務副大臣を経験していること、仕事と家庭を両立させて
いることなど共通項が多く、大変和やかな会談となりました。
マルマライ・プロジェクト視察
円借款を活用したマルマライ・プロジェクト(ボスポラス海峡横断地下鉄整備事業)について、
駅の建設現場を実際に視察し、工事の概況について説明を受けました。
このプロジェクトは、日本の企業(大成建設)が中心となって工事を進めており、日本人の
技術者の皆さんとトルコの技術者の皆さんが一体となって難事業に取り組んでいる姿をみて、
事業の成功を心から祈りました。
駅の建設現場です。
イスタンブールは、昔はコンスタンティノープルと称された歴史が積み重ねられた都市であり、
地面を掘っていくと、遺跡が何層にもわたりあらわれることがよくあるそうです。
その遺跡を保存しながら、駅の建設を進めている模様を視察しています。
工事現場は古い街のど真ん中にあります。そこで、工事現場を移動する際には、普通の町を通っています。
別の工事現場です。説明を受けている地図の後ろには、巨大な穴が掘られており、 将来は地上への出入口になります。
トルコ・イスタンブール出張
2013年5月9日〜12日の日程で、トルコ・イスタンブールに、 欧州復興開発銀行(EBRD)年次総会に出席等のため、出張いたしました。
(注)EBRDは、民主化を進める中東欧諸国の市場経済への移行を促進するために設立された機関。 日本は設立当初(1991年)から加盟、第2位の出資国であり、重要な地位を占めている。
出張においては、年次総会において日本を代表して、日本のEBRDに対する姿勢に ついて総務演説という形で述べるとともに、様々な国の要人と会談を行い、国際金融の状況等について 意見交換を行いました。また、円借款を活用している、ボスポラス海峡を地下で横断する 地下鉄事業の建設現場も視察しました。
チェコのジデック財務副大臣と面会。
草津町と、チェコのカルロヴィ・ヴァリ市(ドイツ語では「カールスバード市」)が1992年以来、
(温泉つながりで)姉妹都市となっていることや、高崎市とチェコのプルゼニ市
(ドイツ語では「ピルゼン市」)が、1990年以来、姉妹都市となっていることなどが話題になり、
友好的な雰囲気の中で意見交換が行われました。
年次総会の会場。各国の代表が集っています。発言直前に、同行の財務省幹部からレクチャーを受けています。
ちょうど国会会期中でしたので、出発日当日は、午前中から午後まで国会に出席し、 その後、財務省のレクチャーなどを受け、夜に自宅着。すぐに海外出張の準備をして、 羽田空港に向かい、深夜便で午前1時に出発。現地1泊で日程をこなし、機中泊で日曜日の夜に戻り、 翌日も朝から予算委員会に出席というスケジュールであり、体力勝負でもあることを実感しました。
スリランカ出張
2013年5月1日〜3日に、スリランカに出張いたしました。
私は日本・スリランカ友好議員連盟の事務局長を務めており、スリランカとは深い縁があります。 私のスリランカへの訪問は、2002年、国交樹立50周年の記念式典に参加して以来ですが、20年前には私の父、 小渕恵三が、日・スリランカ友好議員連盟の初代会長としてスリランカを訪問させて頂き、 世代を超えて交流が続いています。麻生副総理兼財務大臣と現地で合流し、 現地ではラージャパクサ・スリランカ大統領をはじめとする要人とお会い、円借款事業である中央血液銀行の 視察などを行いました。
現地には、日程上の都合により、丸1日も滞在できないあわただしい日程でしたが、 非常に充実した訪問であり、今後、両国関係のさらなる発展に寄与していきたいとの思いを強くいたしました。
ラージャパクサ大統領の公邸を訪問した際に、記念記帳を行っているところです。
ラージャパクサ大統領と麻生副総理の会談が行われ、そこに陪席しております。
コロンボ港を視察しています。日本の円借款も拡張事業に寄与しています。
尾道造船と合弁をしているコロンボ・ドックヤード社(日系合弁企業)も視察いたしました。
麻生副総理と小渕の間でご説明されておられるのは、スリランカ特命全権大使の
ワサンタ・クマール・ジャヤデーワ・カランナーゴダ閣下です。
地方自治法施行60周年記念貨幣打初め式に出席
大阪市の造幣局で行われた地方自治法施行60周年記念貨幣打初め式に出席しました。
地方自治法施行60周年の記念に47都道府県それぞれの地域を代表するデザインの記念貨幣が順次発行されておりますが、
今回は群馬県、宮城県、広島県分の記念貨幣が発行されました。
群馬県の貨幣には富岡製糸場がデザインされ、小渕は大澤知事と打ち初めのボタンを押しました。
パナマ訪問
財務省副大臣として第54回米州開発銀行(IDB)年次総会・第28回米州投資公社(ICC)年次総会に出席するため、パナマを訪問しました。 IDBは中南米及びカリブ地域の開発途上国の経済的・社会的開発を促進することを目的として1959年に設立された国際開発金融機関です。 本部はワシントンDCにあり48ヶ国が加盟しています。 日本は1976年に加盟し、中所得国が多い中南米カリブ地域の抱える問題、貧富の格差、自然災害や環境対策への取り組み、 民間セクター開発、母子保健などの様々な分野の課題について多方面から支援しています。
→ 第54回米州開発銀行・第28回米州投資公社年次総会 日本国総務演説
パナマ湾浄化プロジェクトについて視察しました。 この事業はパナマ首都圏において約75万人に下水処理サービスを提供することで、 汚水が著しい河川・パナマ湾の水質改善、首都圏住民の生活衛生改善を図るための事業です。 日本が約193億円の円借款を供与しています。
ウルグアイ日本特別基金案件署名式後、ロレンソ・ウルグアイ経済財務大臣と懇談しました。 ウルグアイは日本のまさに裏側に位置する最も遠い国ですが、 昨年11月にアルマグロ外相が来日された際に両国間の投資協定交渉開始が決定されるなど、 経済交流での関係も緊密になってきています。
デ・リマ・パナマ経済財務大臣と懇談しました。 今回の総会の議長を務めていらっしゃいます。
ベルキオール・ブラジル企画予算管理大臣と懇談しました。 企画予算管理省は予算編成や対外経済協力を主に所管しています。 来年のIDB年次総会はブラジルで開催予定です。
モレノIDB総裁と懇談しました。 コロンビア出身のモレノ総裁は大変気さくなお人柄と伺っていたとおり、和やかな雰囲気の中での懇談となりました。 日本と中南米カリブ地域、IDBの関係強化や今後の期待について意見交換がなされました。
IDB年次総会会場、パナマの民族衣装、初めて見るパナマ運河。